子どもの野球肘、どこまで練習していい?親が知るべき正しい対処法

【子どもの野球肘】
どこまで練習していい?親が知るべき正しい対処法
野球肘
小学生・中学生
投球再開
再発予防

「肘が痛いと言っているけど、試合が近い」
「少しならキャッチボールしてもいいのかな?」
「休ませたいけど、本人が大丈夫と言っている」

子どもの野球肘で、親御さんが一番悩むのは“どこまで練習していいのか”という判断だと思います。

成長期の肘は、まだ骨や軟骨が発達途中です。痛みを我慢して投げ続けると、肘の痛みが長引くだけでなく、フォームが崩れ、肩・背中・腰にまで負担が広がることがあります。

大切なのは、ただ休ませることでも、痛みを我慢して続けることでもありません。痛みがある投球は止めながら、下半身・体幹・肩甲骨の使い方を整え、再発しにくい状態で野球へ戻すことです。

子どもの野球肘で練習を続けていいか悩む親御さんへ

子どもの野球肘、どこまで練習していい?

結論から言うと、投げる時に肘が痛い場合、全力投球・遠投・試合での登板は基本的にストップです。

ここで大切なのは、「全部休む」か「全部続ける」かの二択にしないことです。肘に負担がかかる投球や強い送球は止めながら、走る、体幹を鍛える、股関節や肩甲骨の動きを整えるなど、今できる練習に切り替えることが大切です。

痛みを我慢して投げ続けることは、練習ではなく負担の積み重ねになってしまうことがあります。特に小学生・中学生は、痛みを隠してしまうこともあるため、親御さんの確認がとても重要です。

投球・送球を休んだ方がよいサイン

  • 投げる瞬間に肘の内側・外側・後ろが痛い
  • 投げ終わった後も痛みや違和感が残る
  • 翌日まで肘の重だるさが続く
  • 肘をまっすぐ伸ばしにくい、曲げにくい
  • フォームが小さくなった、腕が振れない
  • コントロールが急に乱れた

野球肘で練習を続けるべきか悩む少年野球選手

痛みがある時は、投球を続ける判断よりも、まず状態確認が大切です。

大切なポイント:
球数制限内でも、痛みがある場合は投球を優先しないでください。「今日はまだ少ししか投げていないから大丈夫」ではなく、「少ない球数でも痛みが出たなら、その日は投げない」と考えることが大切です。

野球肘とは?成長期の肘に起こるスポーツ障害

野球肘とは、投球動作を繰り返すことで、肘の内側・外側・後方に負担がかかり、痛みや動きの制限が出る状態の総称です。

特に小学生高学年から中学生の時期は、骨や軟骨が成長途中です。大人と同じ感覚で「少し痛いだけ」と考えてしまうと、痛みが長引いたり、投球フォームに悪いクセが残ったりすることがあります。

野球肘は、単に「肘の筋肉が硬い」だけではありません。肘の内側に付く筋肉や腱、靭帯、成長軟骨への牽引ストレス、肘の外側にかかる圧迫ストレスなど、痛む場所によって確認すべきポイントが変わります。

1

肘の内側が痛い

投球時に肘の内側へ引っ張られる力が加わり、成長軟骨・靭帯・腱周囲に負担がかかりやすい状態です。

2

肘の外側が痛い

投球動作で肘の外側に圧迫が加わることで、骨や軟骨に負担が出る場合があります。痛みが軽くても注意が必要です。

3

肘の後ろが痛い

投げ終わりや肘を伸ばす動きで、肘の後方にストレスがかかることがあります。フォームや柔軟性の確認も必要です。

4

肘が伸びない・曲げにくい

痛みだけでなく可動域制限がある場合は要注意です。無理にストレッチする前に、専門的な確認をおすすめします。

野球肘の原因を解説する少年野球選手のイメージ

野球肘は、痛む場所によって状態確認のポイントが変わります。

なぜ野球肘は起こる?投げすぎだけで終わらせない原因説明

野球肘の大きなきっかけは投球動作の繰り返しです。ただし、同じチームで同じ練習量をしていても、肘が痛くなる子とならない子がいます。

その差を考える時に大切なのが、肘に負担が集まりやすい身体の使い方になっていないかという視点です。

肘だけを見ていると、痛みは一時的に落ち着いても、投げ始めた時にまた痛みが出ることがあります。肩甲骨、胸郭、体幹、股関節、下半身の使い方まで確認することが、再発予防には大切です。

1

投球数・連投・練習量が増える

試合、練習、自主練、キャッチボールが重なると、本人が思っている以上に肘へ負担が蓄積します。

2

疲労でフォームが崩れる

下半身や体幹が使えなくなると、腕の力だけで投げる形になり、肘に負担が集中します。

3

肩甲骨・胸郭・股関節が使いにくくなる

身体を大きく使えないため、肘や手先でボールをコントロールしようとしてしまいます。

4

深層筋・腱・靭帯に負担が蓄積する

肘周囲の深層筋、腱、靭帯、成長軟骨に負担がかかり、硬化・線維化・炎症などが起こると痛みにつながります。

5

痛みをかばい、さらに使い方が偏る

肘を守るために投げ方が変わり、肩・背中・腰に負担が広がることがあります。ここで筋力低下や使い方のクセが残ると、再発しやすい状態になります。

痛みの原因と、痛みを作った原因を分けて考えます

肘の痛みそのものには、コンビネーション施術などで痛みの軽減を目指す必要があります。

ただし、肘に負担が集まった理由が、下半身の不安定さ、体幹の弱さ、肩甲骨の動きの悪さ、投球フォームの崩れにある場合、痛みを取るだけでは再発予防として不十分です。だからこそ、施術とトレーニングを組み合わせることが大切です。

この症状がある場合は、まず病院で確認してください

子どもの野球肘は、状態によって整形外科での画像検査が必要になることがあります。特に、以下のような症状がある場合は、整骨院だけで様子を見るのではなく、医療機関での確認をおすすめします。

  • 肘が伸びない、曲がらない
  • 肘に腫れや熱感がある
  • 投げていなくても痛い
  • 肘の外側の痛みが続いている
  • 小指側にしびれがある
  • 強い痛みで日常生活にも支障がある
  • 数日休んでも痛みが変わらない

からだケア整骨院グループでは、徒手検査で病院確認が必要と判断した場合、整形外科での確認をご案内します。無理に施術だけで進めることはしません。

肘の痛みを我慢して練習を続ける少年野球選手のイメージ

強い痛みや可動域制限がある場合は、早めの確認が大切です。

投球再開はいつから?日数よりも“戻し方”が大切です

「何日休めば投げていいですか?」という質問は、とても多いです。ただ、野球肘は痛みの場所、組織の状態、成長段階、投球フォーム、練習量によって変わるため、日数だけで判断するのは危険です。

痛みが引いても、肘に負担が集まる身体の使い方が残っていれば、投げ始めた途端に再発することがあります。

投球再開前に確認したいこと

  • 日常生活で肘の痛みがない
  • 肘の曲げ伸ばしに左右差が少ない
  • 押した時の痛みが落ち着いている
  • 肩甲骨・胸郭・股関節が使える
  • 短い距離・軽い強度で痛みが出ない
  • 投げた翌日に痛みや違和感が残らない

野球肘からの復帰に向けてストレッチをする少年野球選手

痛みが引いた後も、段階的に投球へ戻すことが大切です。

からだケア整骨院グループの検査と分析

からだケア整骨院グループでは、野球肘を「肘だけの問題」として見ません。もちろん、痛みが出ている肘の状態を確認することは大切です。そのうえで、なぜ肘に負担が集中したのかを確認します。

問診、徒手検査、可動域、圧痛、投球動作、肩甲骨、胸郭、股関節、体幹、片足立ち、練習量まで確認し、その子に合わせた施術とトレーニングを考えます。

検査 01

痛みの場所・圧痛・可動域の確認

肘の内側、外側、後方のどこに痛みがあるか、押した痛みや曲げ伸ばしの制限を確認します。

検査 02

投球動作・フォームの確認

痛みが出るタイミング、腕の振り、肘の下がり、身体の開き、手投げになっていないかを確認します。

分析 03

ゆがみーる・InBodyによる分析

姿勢、重心、筋肉量、左右差を確認し、肘に負担がかかりやすい身体の使い方を分析します。

分析 04

片足立ち・体幹・股関節の使い方

全身を使って投げるために必要な、下半身と体幹の安定性を確認します。

連携 05

必要に応じて整形外科へ

画像検査が必要と判断した場合は、医療機関での確認を優先していただきます。

姿勢分析ゆがみーるで身体の状態を確認する様子|からだケア整骨院

姿勢や重心を確認し、肘に負担がかかる身体の使い方を分析します。

野球肘への施術・トレーニングアプローチ

野球肘では、痛みが強い時期、動きを戻す時期、投球再開へ向けて身体を作る時期で、必要な対応が変わります。

からだケア整骨院グループでは、コンビネーション施術・J-SEITAI・姿勢分析・KOBA式体幹トレーニングを組み合わせて、痛みの軽減から再発予防、競技復帰までサポートします。

① 痛みが強い時期:コンビネーション施術

痛みがある部分には、超音波と電気療法を組み合わせたコンビネーション施術を行い、痛みの軽減や回復しやすい環境づくりを目指します。炎症が強い時期に、無理なストレッチや強い手技を行うことは避けます。

② 動きを戻す時期:J-SEITAI

肘だけでなく、肩甲骨・胸郭・背中・股関節の動きを整え、投球動作で肘に負担が集中しにくい状態を目指します。

③ 再発予防:KOBA式体幹トレーニング

柔軟性・安定性・バランス・連動性を高め、下半身から体幹、肩、腕へ力を伝えられる身体づくりを行います。子どもの場合は、まず正しく片足で立てるか、体幹がブレずに動けるかが大切です。

④ 投球再開期:段階的な復帰

短い距離、軽い強度、少ない球数から始め、痛みが出ないか、翌日に違和感が残らないかを確認しながら進めます。いきなり全力投球や試合登板へ戻すことは避けます。

肘や肩周囲の痛みに対してコンビネーション施術を行う様子

痛みが強い時期は、状態に合わせてコンビネーション施術を行います。

J-SEITAIで肩甲骨や背中の動きを整える施術の様子

J-SEITAIでは、肘だけでなく肩甲骨・背中・体幹の動きまで確認します。

整骨院併設トレーニングスペースでキッズ体幹強化トレーニングを行う様子

再発予防では、下半身・体幹・肩甲骨を連動させるトレーニングが大切です。

コンビネーション施術ページへのリンク画像
J-SEITAIページへのリンク画像
KOBA式体幹トレーニングページへのリンク画像
小学生・中学生向け体幹トレーニングページへのリンク画像

親御さんが自宅で確認したいポイント

難しい検査をする必要はありません。まずは、毎週同じタイミングで左右差を見てあげることが大切です。おすすめは、練習翌日の朝や週明けです。

「痛い?」と聞くだけでは、子どもは大丈夫と言ってしまうことがあります。肘の動き、押した時の反応、フォームの変化を見てあげてください。

自宅で見るポイント

  • 肘の曲げ伸ばしに左右差がないか
  • 肘の内側・外側・後ろを軽く押して痛みがないか
  • 投げた翌日に違和感が残っていないか
  • 腕の振りが小さくなっていないか
  • 肘が下がって投げていないか
  • 下半身を使わず手投げになっていないか

動画を撮っておくのもおすすめです

子どもは「痛い」と言わなくても、フォームに変化が出ます。投球フォームを動画で残しておくと、痛みが出る前後の違いに気づきやすくなります。

根本改善とは、野球を続けられる身体を作ること

からだケア整骨院グループが考える根本改善は、肘の痛みを一時的に軽くするだけではありません。

日常生活では痛くないけれど、投げると痛い。キャッチボールはできるけれど、試合になると痛い。痛みはないけれど、フォームが崩れて思うように投げられない。この状態では、野球を続けたい子どもにとって本当の改善とは言えません。

その子のポジション、競技レベル、目標、チーム状況に合わせて、必要な動作を安全に行える身体を目指すことが大切です。

野球肘の再発予防で大切なこと

  • 肘の痛みを落ち着かせる
  • 肘の可動域を戻す
  • 肩甲骨・胸郭・股関節の動きを整える
  • 体幹と下半身の安定性を高める
  • 投球フォームで肘に負担が集中しないようにする
  • 段階的に投球量を戻す

子どもの体幹トレーニングで野球肘の再発予防を目指す様子

野球肘の再発予防では、全身を使って投げられる身体づくりが大切です。

よくある質問

Q. 肘が少し痛いだけなら、キャッチボールはしてもいいですか?

投げる時に痛みがあるなら、キャッチボールでも一度ストップすることをおすすめします。軽く投げるつもりでも、子どもは無意識に強く投げてしまうことがあります。

Q. バッティング練習は続けてもいいですか?

スイングで肘に痛みが出ない場合は、状態によって可能なこともあります。ただし、痛みが出る、スイング後に違和感が残る、肘を伸ばしにくい場合は中止してください。

Q. 痛みが引いたらすぐ試合に出てもいいですか?

痛みが引いたことと、試合で投げられる準備ができたことは別です。肘の可動域、押した痛み、肩甲骨や股関節の動き、投球後の翌日反応まで確認しながら段階的に戻す必要があります。

Q. 病院に行くべきサインはありますか?

肘が伸びない、腫れている、強い痛みがある、外側の痛みが続く、投げていなくても痛い、しびれがある場合は、早めに整形外科での検査をおすすめします。

Q. 野球肘は肘を休めれば治りますか?

休むことで痛みが落ち着くことはありますが、肘に負担が集まる投げ方や身体の使い方が残っていると再発しやすくなります。痛みのケアとあわせて、肩甲骨・体幹・股関節・下半身の使い方を整えることが大切です。

院ごとの特徴|日野市・八王子市周辺で通いやすい整骨院

からだケア整骨院 日野本院

日野駅周辺で、部活後や学校帰りの時間帯に通いたい方におすすめです。トレーニング施設を併設しているため、肘の施術だけでなく、体幹・股関節・競技復帰トレーニングまで取り組みやすい環境です。

受付時間:火〜金 17:30〜21:30/土 9:00〜16:30
休診日:日曜・月曜
住所:日野市日野本町20-10-27 エルホロン1F

からだケア鍼灸整骨院 三和旭が丘院

スーパー三和旭が丘店2階にあり、お買い物のついでにも通いやすい院です。野球肘の痛みやスポーツ復帰に向けて、施術とパーソナルな運動指導を組み合わせたサポートができます。

受付時間:10:00〜20:00
休診日:水曜
住所:日野市旭が丘6-7-5 スーパー三和旭が丘店2階

柔道整復師・KOBA式体幹トレーニングマスタートレーナー 佐久間亮|からだケア整骨院

記事作成:佐久間 亮

からだケア整骨院グループ代表。柔道整復師・KOBA式体幹トレーニングマスタートレーナーとして、痛みの改善だけでなく、子どものスポーツ復帰・再発予防・パフォーマンス向上まで考えたサポートを行っています。

代表 佐久間亮の紹介
顧問医師・医療連携について

まとめ|子どもの野球肘は「休ませる」だけでなく、戻し方まで考える

子どもの野球肘で悩んだ時に、親御さんに覚えておいてほしいことはシンプルです。

  • 投げる時に痛いなら、全力投球や試合登板はストップ
  • 球数制限内でも、痛みがあれば投げない
  • 肘が伸びない、腫れ、強い痛みがある場合は早めに検査
  • 休んでいる間も、下半身・体幹・肩甲骨の練習は大切
  • 痛みが引いても、段階的に投球へ戻す
  • 再発予防には、身体の使い方とトレーニングが必要

野球を頑張る子ほど、痛みを隠してしまうことがあります。だからこそ、親御さんが「無理しないでいい」「今休むことは、野球を長く続けるための準備だよ」と伝えてあげることが大切です。

子どもの肘の痛み、我慢して投げ続ける前にご相談ください

「どこまで練習していいか分からない」
「試合が近くて判断に迷っている」
「痛みが引いた後の戻し方が不安」
そんな時は、からだケア整骨院グループへお気軽にご相談ください。

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HOT PEPPER Beautyから予約

ご予約はTELまたはLINE・HOT PEPPER Beautyからお気軽にご相談ください。肘が伸びない、強く腫れている、外側の痛みが続く、しびれがある場合は、先に医療機関での確認をおすすめします。

  1. 手首の強い痛みを訴え、手を押さえる男性のイラスト。キーンベック病の症状を表現。
  2. 「手首から前腕にかけて痛みを感じ、気にしている女性。神経痛や手根管症候群、腱鞘炎の可能性を示唆する様子。」
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