どこまで練習していい?親が知るべき正しい対処法
子どもの野球肘、どこまで練習していい?
投球・送球を休んだ方がよいサイン
- 投げる瞬間に肘の内側・外側・後ろが痛い
- 投げ終わった後も痛みや違和感が残る
- 翌日まで肘の重だるさが続く
- 肘をまっすぐ伸ばしにくい、曲げにくい
- フォームが小さくなった、腕が振れない
- コントロールが急に乱れた

痛みがある時は、投球を続ける判断よりも、まず状態確認が大切です。
球数制限内でも、痛みがある場合は投球を優先しないでください。「今日はまだ少ししか投げていないから大丈夫」ではなく、「少ない球数でも痛みが出たなら、その日は投げない」と考えることが大切です。
野球肘とは?成長期の肘に起こるスポーツ障害
1
肘の内側が痛い
投球時に肘の内側へ引っ張られる力が加わり、成長軟骨・靭帯・腱周囲に負担がかかりやすい状態です。
2
肘の外側が痛い
投球動作で肘の外側に圧迫が加わることで、骨や軟骨に負担が出る場合があります。痛みが軽くても注意が必要です。
3
肘の後ろが痛い
投げ終わりや肘を伸ばす動きで、肘の後方にストレスがかかることがあります。フォームや柔軟性の確認も必要です。
4
肘が伸びない・曲げにくい
痛みだけでなく可動域制限がある場合は要注意です。無理にストレッチする前に、専門的な確認をおすすめします。

野球肘は、痛む場所によって状態確認のポイントが変わります。
なぜ野球肘は起こる?投げすぎだけで終わらせない原因説明
野球肘の大きなきっかけは投球動作の繰り返しです。ただし、同じチームで同じ練習量をしていても、肘が痛くなる子とならない子がいます。
その差を考える時に大切なのが、肘に負担が集まりやすい身体の使い方になっていないかという視点です。
肘だけを見ていると、痛みは一時的に落ち着いても、投げ始めた時にまた痛みが出ることがあります。肩甲骨、胸郭、体幹、股関節、下半身の使い方まで確認することが、再発予防には大切です。
1
投球数・連投・練習量が増える
試合、練習、自主練、キャッチボールが重なると、本人が思っている以上に肘へ負担が蓄積します。
2
疲労でフォームが崩れる
下半身や体幹が使えなくなると、腕の力だけで投げる形になり、肘に負担が集中します。
3
肩甲骨・胸郭・股関節が使いにくくなる
身体を大きく使えないため、肘や手先でボールをコントロールしようとしてしまいます。
4
深層筋・腱・靭帯に負担が蓄積する
肘周囲の深層筋、腱、靭帯、成長軟骨に負担がかかり、硬化・線維化・炎症などが起こると痛みにつながります。
5
痛みをかばい、さらに使い方が偏る
肘を守るために投げ方が変わり、肩・背中・腰に負担が広がることがあります。ここで筋力低下や使い方のクセが残ると、再発しやすい状態になります。
痛みの原因と、痛みを作った原因を分けて考えます
肘の痛みそのものには、コンビネーション施術などで痛みの軽減を目指す必要があります。
ただし、肘に負担が集まった理由が、下半身の不安定さ、体幹の弱さ、肩甲骨の動きの悪さ、投球フォームの崩れにある場合、痛みを取るだけでは再発予防として不十分です。だからこそ、施術とトレーニングを組み合わせることが大切です。
この症状がある場合は、まず病院で確認してください
子どもの野球肘は、状態によって整形外科での画像検査が必要になることがあります。特に、以下のような症状がある場合は、整骨院だけで様子を見るのではなく、医療機関での確認をおすすめします。
- 肘が伸びない、曲がらない
- 肘に腫れや熱感がある
- 投げていなくても痛い
- 肘の外側の痛みが続いている
- 小指側にしびれがある
- 強い痛みで日常生活にも支障がある
- 数日休んでも痛みが変わらない
からだケア整骨院グループでは、徒手検査で病院確認が必要と判断した場合、整形外科での確認をご案内します。無理に施術だけで進めることはしません。

強い痛みや可動域制限がある場合は、早めの確認が大切です。
投球再開はいつから?日数よりも“戻し方”が大切です
「何日休めば投げていいですか?」という質問は、とても多いです。ただ、野球肘は痛みの場所、組織の状態、成長段階、投球フォーム、練習量によって変わるため、日数だけで判断するのは危険です。
痛みが引いても、肘に負担が集まる身体の使い方が残っていれば、投げ始めた途端に再発することがあります。
投球再開前に確認したいこと
- 日常生活で肘の痛みがない
- 肘の曲げ伸ばしに左右差が少ない
- 押した時の痛みが落ち着いている
- 肩甲骨・胸郭・股関節が使える
- 短い距離・軽い強度で痛みが出ない
- 投げた翌日に痛みや違和感が残らない

痛みが引いた後も、段階的に投球へ戻すことが大切です。
からだケア整骨院グループの検査と分析

姿勢や重心を確認し、肘に負担がかかる身体の使い方を分析します。
野球肘への施術・トレーニングアプローチ

痛みが強い時期は、状態に合わせてコンビネーション施術を行います。

J-SEITAIでは、肘だけでなく肩甲骨・背中・体幹の動きまで確認します。

再発予防では、下半身・体幹・肩甲骨を連動させるトレーニングが大切です。
親御さんが自宅で確認したいポイント
難しい検査をする必要はありません。まずは、毎週同じタイミングで左右差を見てあげることが大切です。おすすめは、練習翌日の朝や週明けです。
「痛い?」と聞くだけでは、子どもは大丈夫と言ってしまうことがあります。肘の動き、押した時の反応、フォームの変化を見てあげてください。
自宅で見るポイント
- 肘の曲げ伸ばしに左右差がないか
- 肘の内側・外側・後ろを軽く押して痛みがないか
- 投げた翌日に違和感が残っていないか
- 腕の振りが小さくなっていないか
- 肘が下がって投げていないか
- 下半身を使わず手投げになっていないか
動画を撮っておくのもおすすめです
子どもは「痛い」と言わなくても、フォームに変化が出ます。投球フォームを動画で残しておくと、痛みが出る前後の違いに気づきやすくなります。
根本改善とは、野球を続けられる身体を作ること
からだケア整骨院グループが考える根本改善は、肘の痛みを一時的に軽くするだけではありません。
日常生活では痛くないけれど、投げると痛い。キャッチボールはできるけれど、試合になると痛い。痛みはないけれど、フォームが崩れて思うように投げられない。この状態では、野球を続けたい子どもにとって本当の改善とは言えません。
その子のポジション、競技レベル、目標、チーム状況に合わせて、必要な動作を安全に行える身体を目指すことが大切です。
野球肘の再発予防で大切なこと
- 肘の痛みを落ち着かせる
- 肘の可動域を戻す
- 肩甲骨・胸郭・股関節の動きを整える
- 体幹と下半身の安定性を高める
- 投球フォームで肘に負担が集中しないようにする
- 段階的に投球量を戻す

野球肘の再発予防では、全身を使って投げられる身体づくりが大切です。
よくある質問
Q. 肘が少し痛いだけなら、キャッチボールはしてもいいですか?
投げる時に痛みがあるなら、キャッチボールでも一度ストップすることをおすすめします。軽く投げるつもりでも、子どもは無意識に強く投げてしまうことがあります。
Q. バッティング練習は続けてもいいですか?
スイングで肘に痛みが出ない場合は、状態によって可能なこともあります。ただし、痛みが出る、スイング後に違和感が残る、肘を伸ばしにくい場合は中止してください。
Q. 痛みが引いたらすぐ試合に出てもいいですか?
痛みが引いたことと、試合で投げられる準備ができたことは別です。肘の可動域、押した痛み、肩甲骨や股関節の動き、投球後の翌日反応まで確認しながら段階的に戻す必要があります。
Q. 病院に行くべきサインはありますか?
肘が伸びない、腫れている、強い痛みがある、外側の痛みが続く、投げていなくても痛い、しびれがある場合は、早めに整形外科での検査をおすすめします。
Q. 野球肘は肘を休めれば治りますか?
休むことで痛みが落ち着くことはありますが、肘に負担が集まる投げ方や身体の使い方が残っていると再発しやすくなります。痛みのケアとあわせて、肩甲骨・体幹・股関節・下半身の使い方を整えることが大切です。
院ごとの特徴|日野市・八王子市周辺で通いやすい整骨院
からだケア整骨院 日野本院
日野駅周辺で、部活後や学校帰りの時間帯に通いたい方におすすめです。トレーニング施設を併設しているため、肘の施術だけでなく、体幹・股関節・競技復帰トレーニングまで取り組みやすい環境です。
受付時間:火〜金 17:30〜21:30/土 9:00〜16:30
休診日:日曜・月曜
住所:日野市日野本町20-10-27 エルホロン1F
からだケア鍼灸整骨院 三和旭が丘院
スーパー三和旭が丘店2階にあり、お買い物のついでにも通いやすい院です。野球肘の痛みやスポーツ復帰に向けて、施術とパーソナルな運動指導を組み合わせたサポートができます。
受付時間:10:00〜20:00
休診日:水曜
住所:日野市旭が丘6-7-5 スーパー三和旭が丘店2階

記事作成:佐久間 亮
からだケア整骨院グループ代表。柔道整復師・KOBA式体幹トレーニングマスタートレーナーとして、痛みの改善だけでなく、子どものスポーツ復帰・再発予防・パフォーマンス向上まで考えたサポートを行っています。
まとめ|子どもの野球肘は「休ませる」だけでなく、戻し方まで考える
子どもの野球肘で悩んだ時に、親御さんに覚えておいてほしいことはシンプルです。
- 投げる時に痛いなら、全力投球や試合登板はストップ
- 球数制限内でも、痛みがあれば投げない
- 肘が伸びない、腫れ、強い痛みがある場合は早めに検査
- 休んでいる間も、下半身・体幹・肩甲骨の練習は大切
- 痛みが引いても、段階的に投球へ戻す
- 再発予防には、身体の使い方とトレーニングが必要
野球を頑張る子ほど、痛みを隠してしまうことがあります。だからこそ、親御さんが「無理しないでいい」「今休むことは、野球を長く続けるための準備だよ」と伝えてあげることが大切です。
子どもの肘の痛み、我慢して投げ続ける前にご相談ください
「どこまで練習していいか分からない」
「試合が近くて判断に迷っている」
「痛みが引いた後の戻し方が不安」
そんな時は、からだケア整骨院グループへお気軽にご相談ください。
ご予約はTELまたはLINE・HOT PEPPER Beautyからお気軽にご相談ください。肘が伸びない、強く腫れている、外側の痛みが続く、しびれがある場合は、先に医療機関での確認をおすすめします。




















