膝の前十字靭帯・後十字靭帯損傷とは?リハビリや運動療法のポイント!

膝の前十字靭帯(ACL)や後十字靭帯(PCL)を損傷してしまうと、歩行やスポーツに支障をきたし、日常生活にも大きな影響を及ぼします。特にスポーツ選手やアクティブに活動している方にとっては深刻な問題です。

今回は、前十字靭帯・後十字靭帯損傷の症状やリハビリ方法、からだケア整骨院グループでの施術について詳しく解説していきます。

前十字靭帯・後十字靭帯損傷とは?

前十字靭帯(ACL)損傷とは?

前十字靭帯は膝関節の安定性を保つ重要な靭帯です。サッカー、バスケットボール、スキーなどのスポーツで急激な方向転換やジャンプの着地時に損傷することが多いです。

主な症状:

  • 急な膝の腫れ
  • ぐらつく感じがする
  • 階段の昇り降りが困難
  • スポーツ時に不安定感がある

後十字靭帯(PCL)損傷とは?

後十字靭帯は膝関節の後方の安定を担う靭帯です。強い衝撃が膝にかかった際に損傷しやすく、交通事故やコンタクトスポーツでの怪我として多く見られます。

主な症状:

  • 膝裏の痛み
  • しゃがむと痛む
  • 走る際の不安定感
  • 立ち上がる時に違和感がある

前十字靭帯(ACL)・後十字靭帯(PCL)ってどんな役割?

前十字靭帯(ACL)と後十字靭帯(PCL)は、膝の安定性を保つためにとても重要な役割を果たしている靭帯です。膝の中にはいくつかの靭帯がありますが、その中でも前十字靭帯と後十字靭帯は、膝の前後の動きをコントロールするための大切な構造です。


前十字靭帯(ACL)の役割

前十字靭帯は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)をつなぎ、膝が前にズレすぎないようにする役割を持っています。
特に急な方向転換やジャンプの着地の際に、膝が不安定にならないように支えています。

例:
ACLが正常な場合 → 膝の前後の動きが適切に制御されるため、スムーズに歩いたり走ったりできる。
ACLが損傷すると… → 膝が前にズレやすくなり、「ガクッ」と崩れそうになる(不安定感が出る)。スポーツをするときに急な動きがしづらくなる。

よくあるケガの原因

  • サッカーやバスケットボールでの急なストップ&ターン
  • スキーやスノーボードでの転倒時のひねり
  • ジャンプの着地の際の膝のねじれ

後十字靭帯(PCL)の役割

後十字靭帯は、前十字靭帯とは逆に、膝が後ろにズレすぎないように支える役割を持っています。
特に、車のダッシュボードに膝をぶつけるような強い衝撃を受けたときに損傷しやすい靭帯です。

例:
PCLが正常な場合 → 膝が後ろにズレず、歩いたりしゃがんだりするときに安定する。
PCLが損傷すると… → 階段を降りるときやしゃがむときに痛みや不安定感が出る。

よくあるケガの原因

  • 交通事故(車のダッシュボードに膝を強くぶつける)
  • ラグビーやアメリカンフットボールでの膝への強い衝撃
  • 転倒時に膝を打ちつける

ACLとPCLの違いをシンプルにまとめると…

前十字靭帯(ACL) 後十字靭帯(PCL)
役割 膝が前にズレないように支える 膝が後ろにズレないように支える
よくあるケガの原因 急な方向転換、ジャンプの着地、膝のねじれ 強い衝撃(交通事故・転倒・コンタクトスポーツ)
損傷すると… 膝が「ガクッ」となり、動きが不安定 しゃがむ・階段を降りるときに痛みが出る

まとめ

前十字靭帯(ACL)と後十字靭帯(PCL)は、膝を安定させるためにとても重要です。どちらもケガをすると、歩行やスポーツに支障が出るため、適切な治療とリハビリが必要になります。

からだケア整骨院グループでは、ACLやPCLの損傷後のリハビリや痛みのケアを行っています。膝の不安定感や痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!

前十字靭帯・後十字靭帯損傷の診断方法

からだケア整骨院グループでは、徒手検査や整形外科的テスト法を用いて、痛みの原因を特定します。

診断の流れ

  1. 問診・視診:いつ、どのように痛めたかを確認
  2. 徒手検査:膝の動きや圧痛部位を確認
  3. 整形外科的テスト:膝の安定性チェック
  4. 病院受診の必要性の判断

靭帯断裂の可能性がある場合は、MRI画像診断を推奨し、病院での診断をお願いしています。

提携の病院、医師をご紹介いたします。

からだケア整骨院グループでの施術・トレーニング方法

からだケア整骨院グループでは、手術が不要な方や手術後のリハビリが必要な方に向けて、膝の安定性を取り戻すための運動療法や運動療法を提供しています。

症状の緩和:痛みの軽減

  • **コンビネーション施術(超音波+電療)**で炎症を鎮める
  • トリガーポイント鍼施術で筋肉の緊張をほぐす
  • J-SEITAIで膝周りの筋肉バランスを調整

動作改善・関節の安定性向上

  • 関節の可動域改善(ストレッチや徒手療法)
  • KOBA式体幹トレーニングで膝の安定性アップ
  • **EMSトレーニング(フロイデ・G-TES)**で筋力向上

特に、膝の安定には骨盤の歪みが影響するため、骨盤矯正や姿勢矯正も並行して行います。

スポーツ復帰に向けたサポート

スポーツ復帰には、膝関節の安定性向上と動作改善が必要です。

からだケア整骨院グループでは、

  • 「姿勢測定(ゆがみーる)」
  • 「体組成計(Inbody)」 を活用し、膝の状態を数値化しながらトレーニングメニューを設計します。

また、

  • ファンクショナルマットやバランスボールを用いたトレーニング
  • ダンベルトレーニングで筋力アップ
  • レッドコード(※日野本院のみ)で体幹トレーニング など、スポーツ復帰に向けた多様なメニューを提供します。

早期治療・適切なトレーニングで膝の負担を減らす!

膝の前十字靭帯・後十字靭帯損傷は放置すると、変形性膝関節症のリスクが高まります。早期治療・適切なリハビリが重要です。

からだケア整骨院グループでは、

  • 日野市・八王子市で整体・整骨院をお探しの方
  • 膝の痛みやスポーツ障害でお悩みの方
  • 予約なし・夜間営業【日野本院】・日曜営業対応【三和旭が丘院】 といった環境で、患者様の回復を全力でサポートします。

まずはお気軽にご相談ください!

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